●選択範囲とは
選択範囲で囲った部分からはみ出さずに色を塗る事が出来ます
●選択範囲を作成する
選択範囲を作るには、「投げ縄ツール」「自動選択ツール」
「矩形選択ツール」「選択ブラシツール」「選択消しゴムツール」などを使います
詳しくは→<ツールとツールオプション編>参照
また、レイヤーのサムネイルをctrl(alt)+クリックするとレイヤーの透明度を選択範囲として取得できます
[選択範囲]→[選択を解除]で終了できます
色パレットの▼→「選択範囲表示の色を変更」で赤く表示される選択範囲の色を変更できます
選択範囲は一時的に使うことが多いですが
選択範囲を保存しておく事で、同じ形の選択範囲を何度も再利用する事が出来ます。
選択範囲の保存は「チャンネルパレットウィンドウ」で行います。
※[ウィンドウ]→[カスタム作成]からチャンネルパレットウィンドウを作成しておきましょう。
…新規作成。アルファチャンネルを作成します。
(作成しただけでは選択範囲は保存されません)
…削除。アルファチャンネルを削除します。
「S」…読み込み。アルファチャンネル内に保存されている選択範囲を読み込みます
「S+」…追加読み込み。現在選択範囲がキャンパス上にある場合、その選択範囲を消さずに追加読み込み。
「α」…保存。選択範囲をアルファチャンネルに保存します。
「α+」…追加保存。アルファチャンネル内に既に選択範囲を保存してる場合、
元の選択範囲を消さずに追加する形で保存します。
アルファチャンネルの左にあるボタンでも読み込みが出来ます。(「S」ボタンと同じ機能)
●レイヤーマスクがある場合
まず最初に言っておきますが、ネコペでレイヤーマスクの作成、編集は出来ません。 ver1.35β_script31から編集も出来るようになりました
しかし、Phtoshopなどでレイヤーマスクを作成した、psdファイルをネコペで読み込むと
↑このように「透明部分」というチャンネルが付加されます
これを使えば、レイヤーマスクを選択範囲として読み込むことが出来ます
※ただし、二個以上レイヤーマスクがあるpsdの場合は、全てのレイヤーマスクを足した状態の選択範囲しか作れません
この「透明部分」チャンネルをいじってもレイヤーマスクを編集する事は出来ません
(ネコペでこのファイルを保存後、photoshopなどで開けると
チャンネルウィンドウに「透明部分」というチャンネルが保存されているのが分かります。レイヤーマスクに変化はありません)
●レイヤーマスクとは
普通にレイヤーを作った場合、一枚のレイヤーには色情報と透明度情報を1つずつを持っています。
それにもう1つ、透明度情報を付加できるのがレイヤーマスクです
◎普通にレイヤーを作成した場合
+
=
色情報 透明度情報 完成図
◎レイヤーマスクを追加した場合
+
+
=
色情報 透明度情報 レイヤーマスク 完成図
●利点
→
グラデーションで消したりするのに向いていたり、(何度でもやり直しが効く)
→
→
→
テクスチャを貼る時に、間違えて範囲内のテクスチャを消してしまった場合、
普通はテクスチャで塗り潰すところからやり直しになりますが
レイヤーマスクを使用していると簡単に復活させられます
似たようなことは「グループ化(クリッピングマスク)」でも出来ますが、
グループ化の場合、テクスチャ貼りには向いていません。(下を透けさせているテクスチャの場合グループ化だと不可能)
●使い方
[レイヤー]→[編集 レイヤーマスク]をオンにする
するとブラシや消しゴムのカーソルに「m」が付きレイヤーマスク編集モードになります
レイヤーマスク編集モードになったら一度、バケツツールなどで全面を塗り潰しておきましょう。
(これをしておかないと、キャンバスを保存して開け直した後にレイヤーマスクがバグります)
表示するのはブラシ(塗り潰し)、表示を消すのは消しゴム(又は、ブラシで透明色を選んで描く)です
編集し終わったら、[レイヤー]→[編集 レイヤーマスク]をオフにして普通の描画モードに戻ります
・レイヤーマスク編集モード中にブラシや消しゴムで触ったレイヤー全てにレイヤーマスクが付加されます
・通常レイヤーを下にしてレイヤー結合するとレイヤーマスクは消えます。
・レイヤーにレイヤーマスクが付いているかどうかは、レイヤーウィンドウなどに表示されないため
今現在ネコペでは確認はできません(ver1.35_script32時点)。
レイヤーマスクが付加されていると、レイヤー名の最後に「[LM]」と表示されるようになりました
・レイヤーマスク編集モード上ではコピー→貼り付けが出来無いようです(ver1.35_script32時点)